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マタイ受難曲

キリストがゴルゴダの丘で十字架にはり付けられた日。

c0138861_23525732.jpg

キリストが十字架にはりつけられ処刑されてから復活するまでの4日間、教会関係者にとってはクリスマスよりも重要な日が続く。

キリストの受難は様々な作曲家が音に残しているが、J.S. Bach のマタイ受難曲はその中でも群を抜いているような気がする。





学生時代、バッハ研究の第一人者、礒山先生の元で徹底的にこの受難曲を分解して分析する、という講座があった。半分も分からないような状態で広い教室の一番前へ座っていた自分が昨日のことのように思い出されてくる。記憶がよみがえるたび、あの大教室へ座っていた多くの学生の中で、あの講義の一番重要な部分を理解していた学生が少なからずいたのかと思うと、自分の幼さ、無知さに顔が赤くなってくる。

ドイツ語が不自由なく扱えるようになり、ヨーロッパの暮らしが違和感なくなってきた頃からこの曲の持つ意味がぼんやり見えるようになり、そして心を打つようになったのは、本当のことを言ってしまうと、まだ最近のことだ。

今、部屋に流れているマタイ、Gustav Leonhardt 指揮、La petite bande 演奏のもの。学生時代に礒山先生も絶賛だったこの1枚。仰々しさがなく、シンプルに進む演奏が心の奥の奥をすっとかすめてくと鼻の奥がツーンとなってしまうほど。

c0138861_0111630.jpg今日、聖金曜日にはどんな小さな村のどんなに小さな教会でもこのマタイ受難曲をはじめとし、いろいろな受難曲が演奏される。私がオルガンを弾いている小さな教会でもハイドンの十字架上のキリストの最後の7つの言葉、という演奏だけで1時間はかかる曲が演奏された。ちなみに、マタイは3時間近くかかる!それでも、きちんと正装した人たちが集まり、静かに演奏を聴く。そして続くお説教や賛美歌。こうしてイースターの1日は過ぎる。

この写真、実は今朝6時半過ぎにベットの上から撮ったもの。ご覧の通り!冷たい雪が吹雪く中、早起きして重たい楽器を担ぎ、あちこちの教会へ出向いた音楽家の数も相当なものになるはず。こうして音楽が生活に直接根付いているヨーロッパに暮らせていることは音楽家の端くれとしてはものすごく幸せなことだ。

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by alltag | 2008-03-22 00:20 |
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